2000年度 OG総会・懇親会の案内

17 10月
2000年10月
山口 円(93卒)

慶應女子ラクロス部 卒業生 各位

慶應女子ラクロス部卒業生 総会のお知らせ

 

 初秋の候、時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

来る11月18日(土曜日)18時より、天王洲(東京、品川区)にて慶應女子ラクロス部卒業生(以下、OG)総会を開催いたします。
これまで、OGを対象とした会合は、「現役の学生を交えての懇親会」というかたちで毎年開催されておりましたが、本会はOGのみの会合という形式でおこないたいと思っております。
現在のOG総数も70名を越え、今後の運営を見直すことから以上のような総会を催すことにいたしました。
また、当日は関東学生リーグ準決勝が大井競技場にて行なわれる予定であり(10月21日現在)、今年度の学生チームも出場の意気込みでリーグ戦を進めておりますことから、OG活動の第一目的である「試合応援」を中心に据え、以上の日時にいたしました。
本会を開催するにあたって、有志によるミーティングが8月より継続して行なわれました。
召集する役目を暫定的に担っておりましたわたくしも、暗中模索でおりましたために非効率的な進行をしばしとりおこなってしまいましたが、ミーティング参加OG、慶應男子卒業生の皆さんの発言とアイデアによってなんとか本会開催にこぎつけたと思っています。
途中、至らぬ点が多数ありましたこと、ご容赦ください。

これまでの経緯と今後の方向性をさらにOG全体でも見なおすために、多数の参会を願っております。
また、本会は今後の活動をすすめるにあたっての決議事項を盛り込みます(規約、会費)。会員の総意をもって有意義な活動ができるよう、自主的な参加を期待します。
なお、これまでにOGから「なかなか現役の活動内容がわからない」との声がありましたので、当日は本年度主務・舟橋いづみ(現4年在籍)より、ここ近年の活動状況を詳細に報告してもらいます。

<注意事項>
以下の内容をよく熟読し、出欠の返事を11月8日(水)までにかならず送ってください
なお、欠席の場合はかならず委任状に記入するように(承認事項を含みますので、その点ご確認ください)。
返信確認をする作業を省くためにも、各人のご協力を願います。
返信がなされない場合には、催促の連絡を申し上げます。

  • OG総会 進行
日時 11月18日(土)18:00~
当日午前中は、大井第2競技場にて「関東学生リーグ」準決勝が行われます。
時間などの詳細は慶應OBOGウェブサイトで確認してください。
場所 上海料理 喜鵲樓酒家(きじゃくろうしゅか)
天王洲アイル スフィアコレクション2F(モノレール「天王洲アイル」下車すぐ)
電話 03-5460-5443
http://www.tennoz.co.jp/guide/access.html(アクセス地図)
会費 7000円
  • 総会内容(進行予定)
      * 議事進行 石田雅子、伊達亜希子(95卒)
      【一部】

 

      1. 総会開催の経緯説明(山口 円:93卒)
      2. 三田ラクロス倶楽部(現:OB会)との融合について(山口)
      3. 慶應女子ラクロス部・体育会申請と受理の説明(舟橋いづみ:部本年度主務)
      4. 規約の承認<三田ラクロス倶楽部規約改正案の承認>
      5. 役員承認
      6. 年会費の承認(天谷美乃里:99卒)
      7. メーリングリストの導入について(中谷真紀:95卒)

 

      【二部】

 

         懇親会
  • 総会準備資料
       今回の総会は以下の資料をもとに進行します。

 

       議決内容をふくんだ総会は、今回がはじめてでありますので内容が多くなっていますが、大人数の会員の総意をくんだ会にするためにも、

必ず確認

      してください。

 

    確認後、出欠・委任状の返信(別紙)をかならず送ってください。

      11月8日(水)必着。

        到着のない場合は催促します。各人の手間を少なくするためにもご協力お願いしたいです。


            • 各議案の内容説明(参考:進行内容の番号:(2)(4)(5)(6) )

              (2) 男子との融合について

              • 背景

                三田ラクロス倶楽部(以下OB会)と、OGはこれまで団体を別にしてきました。 ゲームのルールが違う、試合日程も違う、など現役時代からの独立した活動状況からひきつづき、卒業後も同じく男女別の団体、とした構造で10年近くを経過しました。
                OB会は「チームの支援を活動目的」として初代の卒業年から設立され、創立からの会長である亀井昭男氏(90卒)が中心となり、いまに至っています。 亀井氏は仕事の都合で地方にいますが、運営には亀井氏を中心とした複数名のOBが実務にあたり、現在は年会費の一部を現役チームの活動にあてるほか、人的にもOBの菅原丈氏(90卒)が大学のコーチとして指導にあたっています。 あくまでも各人発意のもとに活動を存続させており、今回も自由闊達な意見交換によって男女合同の案が出されました。

              • 経緯

                今年度5月、OB会執行委員から山口円(93卒)のほうへ、OBOGの団体をいっしょにしてみたらどうか、との連絡がありました。 現OG会長である藤井美和子氏(現:脇村 90卒)が海外在住であることから、暫定的に山口が連絡役として本件の窓口となってきました。
                以降、藤井氏、種房直子氏(現:五味 91卒)、山口を中心にメールで意見交換しました。

              • 現在のコーチの存在

                現在のチームの指導に、OBである大久保宜浩氏があたっていることは、卒業生にはあまり知られていないようです。 現4年生のうちのひとりが大久保氏に役を願ったところを受け入れてくれたとのこと。 大久保氏は「あくまでも個人的な選択」とおっしゃっていますが、週3回の朝練・合宿の指導、各人へのこまかなメンタルケア、試合での的確な判断提供以外にもさまざまな面倒を見、昨今の女子チームへの貢献は計り知れないものがあります。 この流れを汲んで、これからの卒業生の中からコーチ派遣が行なわれるかもしれませんが、現在のOGの状況では不可能であることは十分承知であり、来年までは大久保氏が快く引き受けてくれています。
                なお、現4年生のうち、慶應女子高出身者は、貫井路子氏(94卒)が大学院時代に指導をした代であり、現在の高校生指導は大学チームから派遣されているとのことです。

              • 融合化の利点・問題点など

                女子のコーチをOBが行なっていること、今後もその方向性は考えられること、進行中である現役の体育会申請が男女あわせて行なわれていること(別途説明)、支援組織は男女あわせることで相互協力ができやすくなること、などが融合化の利点であると思います。

                いっぽう、問題点は「支援方法を一様に同一化することが出来ない」ということです。具体的には「金銭的な援助額の差・コーチの派遣体制」です。

                (参考)
                ▲OBの場合
                ・OB年会費 15,000円  チームへの援助費用 20万円(単年度)
                ・コーチ派遣年数実績9年(菅原氏が継続して管理)

                ▲OGの場合
                ・OG活動費用をこれまで徴収していないし、活動実績もない
                ・女子の場合、結婚による離職など、生活形態がさまざまであることから金額を同一には出来ない
                ・コーチ派遣をする体制がない

                融合後も、この部分はかならずしも男女一致できない、ということはすでにOB会も承知しております。

              (4) 規約の承認 <三田ラクロス倶楽部【規約改正案】の承認>

              (2)の男女融合化をするにあたって、形式的ですが「団体規約」を承認する手順をとります。これは従来のOB会規約を今回の融合に際して大幅改正したものです。
              OB会自体も、設立から10年でまだ日も浅く常に時代とともに紆余曲折しながら運営されています。 換言すれば、柔軟のきく団体を目指し、他団体にありがちな「権威主義」を廃していくべく作られた規約です。 また、併せて150近い人数を抱えるには規約が必要であり、現役が体育会申請をしている現在、当局へOBOGの団体規約の提出が必要になっています。

              主にはとどこおりない団体の運営と、不正な金銭の使用を避けるためのものですが、特記事項として確認されたいのは、

              A)総会の成立人数(会員の半数の出席で総会成立/委任状提出は出席者となる)
              B)議案の決議方法(出席者の過半数の承認で決定)
              C)組織構成(会長1名、副会長男女1名づつ、会計、総務、企画など各委員会による構成)
              D)予算の承認と会計監査の方法

              です。

              (5) 役員承認

              (4)―C)組織構成、の項目について。
              融合化のちは規約にのっとり、会長一名のもと、男女各一名づつの副会長が男女ごとのまとめ役になります。 また、最低限の活動をするにあたっても会計役が不可欠になりますので、女子から以下のかたちで役員スタートを考えています。

              副会長 山口 円(93卒)
              会計  天谷美乃里(99卒)

              当初、現OG会会長の藤井氏に副会長の任務をお願いしたかったのですが、再来年までは海外在で、就任後の実務執行が困難であるということで、 現連絡役である山口が副会長を、さらに金額をさだめるにあたっても試算、少額ではあっても徴収などの窓口が必要なことから、会計役に天谷氏、という少数体制からはじめたいと思っております。
              規約に盛りこまれたほかの役職については、とくに早急に必要なものはないので、徐々にOGからの参加を期待し、次回の議案に回したいと思っています。 役職の割り当ては個人的な判断になってしまうという恐れから、なるべく発意による活動を待ちたいと思っています。
              役員の改正方法もキチンと規約に盛り込まれているので、しかるべき時期にはぜひ交代し、偏った運営をなくしたいと願っています。

              なお、連絡方法としてEメールの導入をしたいと思ってます。その運営については中谷真紀氏(95卒)に当面お世話になりたいと思ってます。ご協力ください。

              (6) 年会費の承認

              過去数回の女子ミニ・ミーティングでも、年会費金額については議論されました。活動を定めない限りは予算は組めません。 したがって、天谷氏へ昨年度の現役チームの収支を提出してもらい、現役会計からのヒヤリングを行ない、試算データを出してもらいました。 「ストックする額を考えて」の試算額です。単年度で使いきるのではなく、ストックを作っておくことによって選択肢の幅を広げることができるのではないか、との提案です。

              A案=年間5000円
              B案=年間3000円

              基本的にはわれわれの学生時代と、活動はさほどかわっていないと思いますが、ときおりラクロス協会から空いたグランドの提供がある場合の臨時グランド代の捻出、 これまで学生が払いつづけていたOGへの郵送代金(年々増えてきており、バカにならない項目です)、日本代表選手への援助、試合・合宿への差入れ費用など、考えられます。
              「現役の活動内容がわからないから費用は出しにくい」との声があるかもしれませんが、毎年度、部で使われたOG援助費用の細目を出してもらえば不正もなく、 活動もさらにわかりやすくなると思います。

              もちろん、この部分は継続されてくるので一番関心の高いことです。したがって、あくまでも今回の試算は「提案」であり、これをもとにさらなる活発な議論を待っています。
              異論ない場合はこの試算ベースでスタートするつもりです。(来年度から)

              収支報告は毎年度総会にて確認されます。さらに不正がないかの会計監査もなされます(規約に記載されている)。

              • OG会費試算

                参考資料 平成12年度の資料から

                1. チームでかかる費用 (■:固定費 □:変動費)
                  消耗品 (薬代、粉代、試合時飲物代、ボール代等)
                  各種大会チケット代 (六大学戦、早慶戦、学生リーグ、全日本大会等、各々4万円程度)
                  卒業生関係 (お祝金(3万)、花代(2万)、その他(色紙等))
                  OG連絡費 (郵送代~70名×@80×2回+封筒代etc=15,000円)
                  ゴーリー防具代 (2万円)
                  ユニフォーム返金 (10万円)
                  ~ユニフォームを新調した際、部費では一括してまかなえなかった為、各自18,000円の負担とし、卒業時にいくらかを返金するという仕組みにしたもの。正確な金額は未決定。
                2. チームの財政状況

                  今年度前期の会費は1万円…(前年度末で残高が5万円程度だったため、会費を引き上げ。+3,000円程度)
                  現状ストックは、18万程度。ただしそのうち12万円は、学校からの寄付金で臨時収入。上記のように、後期で予定している大きな出費は25万円(+α)で、かなり苦しい状況。

              • 試算案

                A)年会費5,000円の場合(年間ストック250,000円)

                収入 年会費 OG会費5000円×70人 \350,000
                支出 チーム援助 (使途としては、グランド代、OGへの連絡費、早慶戦チケット代など。今までOG関連費として負担していたもの中心に計算。連絡費で15,000円程度、早慶戦チケット代で70,000円程度。(1,000円×70人)) \100,000
                OG会貯金 (使途は、各種連絡費、応援会費、チームの突然の出費対応費等) \250,000

                B)年会費3,000円の場合(年間ストック110,000円)

                収入 年会費 OG会費3000円×70人 \210,000
                支出 チーム援助 A同様 \100,000
                OG会貯金 A同様…予備費 \110,000
              • 納付方法

                振込(口座などは未定)

        • 最後に
             OBOGの融合案から本総会開催にいたるまで、女子有志によるミーティングを計3回行ないました。 文書は書くのも大変だし、なにしろ読む方が大変。誤解も生じます。したがって、実際に顔を合わせた会合をしたかったのです。 わたくし一人ではなにも分からず、解決方法もないまま毎度ストレスがたまる一方でしたので。多忙のなか、休日であるにもかかわらず足を運んだOG有志は、ご苦労様でした。 このような背景と今回の流れがつかめているので、本件で多少重複した部分があったことをご容赦ください。 それ以外にも、メールでの回覧、男子とのミーティングを数えると数十回にまでいたります。参会者おつかれさまです。

         

             今回の総会準備には、石田雅子さん、伊達亜希子さんが率先して活躍し、当初から懸念されていたOG連絡体系には中谷真紀さんがアイデアをだし、会計役には天谷美乃里さんが快諾してくれました。 気軽にはじめることができるように、と努めたつもりです。出来ないことは出来ないし、理念ばかり先に走るようであれば、その時点であきらめたほうがいいでしょう。 そういった姿勢で、今回のOG会は「けして気負った活動などしないように皆で認識しあう場所」、といった意味合いを深めたいと思っています。

         

             その間、率直な意見が交されたように、私自身は感じています。 かつての小人数レベルではなくなったことから、効率的であると思われたことが非効率的であったり、逆に、あえて非効率であると思われることをわざわざせざるをえない状況が多々ありました。

         

             わたくし自身、今回の連絡役を受けた経緯は「たまたま窓口になったから」と考えています。 これまでに何もしていなかったゆえ、昨年度までの活動はむしろ若い卒業生のほうが熟知しているはずです。 そのなかで出来ることは何かを考えたら、連絡役であったというだけのことです。中が空っぽの皿を作った、という例えにしてもらって構いません。

         

             したがって、「OGの存在意義を考えない限りは、活動は出来ないのではないか」「活動するといってもどんな活動をするのか」という疑問に対しては、連絡役のあずかる部分ではなく、まさに疑問を持ったOG、おのおので回答する議題ではないかと思ってます。
             ただ、こういった疑問は「チームの支援を活動目的」にした男子OB会の活動を見ることによって、徐々に氷解するのではないか、とそれだけご理解ください。 みなさんと同じく多忙を極める彼らが手弁当であつまり、出来る部分から出来る範囲で存続させ、今日に至っています。 まだ暗中模索である彼らを手本とする姿勢がたくさんあります(今回はじめて知ることが多かったです)。 今年のOBのメンツは、休日にあたるリーグ戦に「応援会」を開催し、「選手を主役にしたOB会」という姿勢を地道につくっています。 けして派手なことはせずに、女子もいっしょにチームを応援しようよ、と肩の力の抜けた提案であったわけです。

         

             OGはチームのためにある、との姿勢で藤井美和子さんも当初から臨んでおり、同じく種房直子さんもかつてOGみんなに「OG会について」のレポートを出し、意見をまとめました。 お二人とも辛抱強くこちらからの回覧を読み、迅速に意見を返してくれました。

         

             したがって、「OGの活動とはなにか」「OG会がある意味」というのは、基本に立ち返ってみると自明の理である、と思います。 今回の連絡役を不手際ながらも引き受けたのは、このような思いに賛同したからである、と最後に付け加えます。
             長くなりましたが、本件は長くならざるをえない内容ですのでご容赦ください。不明点あれば山口まで問い合わせください。

         

             配信が遅れたことも併せておわびいたします。出来る範囲でやってますので。

         

             日程でシワ寄せましたが、返信も早めにお願いします。

         

                            山口 円(93卒)